今回の北海道出張は昨年末より予定があり虎視眈々と土日を含む計画していた。最終的なスケジュールが確定した時点でBOB亭への宿泊予約と冬の日本海への同行を打診、OKの返事を頂いた。出張前に、夜な夜なタックルの準備と装備を整えていると娘より『お父さん、今週末より北海道に釣りに行くん』と言われる始末。『何を言っとるか、お父さんは仕事の合間に釣りをするんです』と反論したが、横から妻が『お父さんは釣りバカ日誌の浜ちゃんと同じだから釣りに行くんよ』と言われる一幕。『断じて釣りの為に行くのではなく仕事の合間に釣りをするだけなので誤解の無いように!』と一蹴して1月29日土曜日の始発便で岡山空港から函館に向かった。
日本海側の大雪にもめげず順調に運び、一旦子会社に寄った後夕方、BOB亭に到着した。そしてBOB氏との再会と楽しい宴会で盛り上がり明日の早朝の出撃に備えた。朝3時に起床、温泉に入り体を暖めてBOB氏の車に乗り込んだ。しかし寒い、温度計は-14℃を表示しており岡山では考えられない超低温。真っ暗な中を一路日本海の端っこの漁港を目指して出発した。BOB氏によると最近の漁港はルアーでは非常に厳しい状況になってきたとの事で果たして今日はどんな結末になる事やら。
5時過ぎには無事に漁港に到着、誰も居ません、一番乗り!手早く準備を整えて誰も居ない斜路にBOB氏と2人で立った。約1年振りの懐かしい場所、真っ暗な海に向かってロッドを思いっきり振り浮き浮き釣行のスタートです。
しかし正面から吹き付ける風が強い、そしてここでの定番、テロテロルアーをジックリと引くも何の当りも感じません。そして真っ暗な中、糸ふけに気付かずリーリングとキャスティングを繰り返した結果
PEラインが撚れて縺れる。アァ~やってしまった。ラインを切り修復している間に風が一段と強くなり吹雪いて来た。厳しい~!
BOB氏はまともにキャスティング出来ないと言って右側の斜路から引き上げてきてどこかに行ってしまった。私は尚も居座りひたすら粘るが厳しい、そして寒い。
テロテロルアーを諦めてフローティングミノーを執念で投げ続けるとスローに引いていたミノーにガガガッとした当りが、しかしフッキングせず。
そしてまわりはすっかり明るくなりいつもの試合終了のチャイムが港内に鳴り響いた。いやな予感がする。
場所を右側の斜路や左の突堤にと代えてキャストし続けるがそれ以後全く当りが無い。更に風と雪が激しくなり背からまともに風を受けると必死に踏ん張っていないと海に落ちそうになる。何という厳しい気象条件か。後から入ってきた数人の釣り人も皆一様に釣れていない様子。

本日たった1人のフライマンにはポツポツとアメマスがヒットしたのを確認したが。アメマス達は港内に定位しているようですがルアーでは極めて厳しい状況のようです。やがてBOB氏が帰って来て状況を伺うと一本出たと言います。風上に立っていつものポイントにルアーを送り込んだ一投目にドカンと。53cmの奴でフックを伸されたと。羨ましい、そして流石です。それに比べて私の情けない事。移動!2人で協議してJIJI’S漁港に。外海は大荒れで移動中に更に風雪が強まりホワイトアウト寸前。危険ですねぇ~!
現地に着くと餌釣り師が2名。どうなんでしょうか?早速キャスト開始。
しかし吹雪く吹雪く、そして何よりも寒いのなんの、岡山に帰って一年、この極寒にはまだ体が順応しきれてません。携帯で気温を確認すると-5℃、これは修行ですね。そして反対側でキャストしているBOB氏がアメマスを抜き上げているのが見えた。アメマスはこの漁港に定位している。更にキャストに熱が入ったが当りはおろか魚影さえ確認できない。BOB氏に聞くと大きいのを含めて数は見れるが底に張り付いていると言う。シンキングミノーで沈めて誘うと追いがあると言うが・・・・。私も沈むルアーで挑戦するが当りも追いも見られない。何故なんだ!BOB氏には『アメマスの釣り方忘れたの』と言われる始末で結局昼を迎えてギブアップ。
冷えた体でBOB氏にカップラーメンを頂きゴッチャンでした。そして午後からは先々週に爆釣劇があった朝の端っこの漁港に戻りリベンジしたものの、何も起きないまま15時前にタイムアップでボウズが決定。万全の計画で臨んだ海アメ釣行は力んだ末に大空振りの三振と言う結果に、Oh~辛い!!!!
まあ仕方がない腕が悪かったと諦めましょう。久し振りの海アメ釣行は北海道の冬らしい極寒の洗礼を受けながら心身ともにノックアウト。撤収の準備を終え、北海道の冬の景色を楽しみながら、
17時過ぎに無事に帰還。
BOBさん今日は本当にお世話になりました。さあ、明日からの仕事頑張りましょう!そして次回は必ず・・・

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