Shinya氏とHiroshi氏を見送りBOB氏と私はもう一本の渓を目指して車で移動。
とある川の林道ゲート前に到着した。仕度をして林道を登り支流に下りて支流から本流に入渓して奥を目指す。支流に下りる手前でBOB氏が急に立ち止まる。羆の気配が濃厚だと。確かにエゾニュウ?の強烈な臭いが漂い草木が倒れている場所が見える。かなり近い時間にここに居た形跡だ。まずい、しかし爆竹を派手に鳴らして強行突破と決めた。そして本流に入ると新しい釣り人の足跡発見。先行者有り?ポイントポイントにルアーをキャストすると岩魚が連続してヒットする。それも午前中の渓より平均してサイズが皆大きい。時々爆竹を鳴らしながら次々と現れるプールに交互に入りキャストを繰り返す。その都度岩魚がルアーをチェイスして面白いようにヒットに持ち込める。楽しいです!
本当に先行者が居るの?BOB氏は生きたミミズが入った餌箱が落ちていたので餌が無くなり帰ったのではと推測してました。まあとにかく反応は良いので気にせずにどんどん奥に行きましょうという事でハイペースで奥に。

そしてBOB氏のルアーにこの日初めての32cmの合格サイズがヒット。期待が高まります。
この渓過去に単独で一度だけ入った事があるが次第にその時の風景が蘇って来た。そろそろ核心部に近づいて来たかな?
遡行の速いBOB氏の後を岩肌をへつりウェーディングしながら必死で追いかける。
そして現れた滝壺にルアーをキャスト、リーリングして僅かにミノーが泳ぐとがツンとしたバイト。ロッドが気持ち良く曲がり暴れる魚信。たまりません、至福の瞬間です。しかし合格サイズは出ず。
そしてこの滝も越えて最後の滝に到達する。ここは二本の滝が集合する場所で非常に印象深い絶景です。とうとうここまで上がって来た。
過去にはここから40㎝アップが複数出たと言う。(一昨年私が来た時は全く駄目だったが)
そしてBOB氏が先にキャストせよと目で合図を送る。お言葉に甘えて滝つぼの奥に向かってミノーをキャスト、少し沈めてからスローに時々トゥイッチを入れながらリーリングするとミノーがギュンと引き込まれた。その動きより本日の一番を確信、いなしながら足元に寄せる。よし尺の岩魚(メジャーを忘れた)私も合格!
そしてキャスト2投目、壁際をスローにトゥイッチを入れながらリーリングしていたミノーにドンとしたバイト、同時にロッドが大きく曲がる。ロッドを大きく煽るとグワングワンとした魚信が伝わりドラグがジリジリと鳴る。今までとは次元が違う引き、大岩魚と確信。ドラグを少し締めて暴れる魚をいなしながら何とか水面に浮かせた。水面で水飛沫を上げて暴れる魚影を確認してBOB氏がデカイと叫んだ。必死で足元に寄せて後ろに下がって何とか引きずり上げた。
引き上げた魚体は体高があり先の尺サイズより遥かにデカイ。BOB氏がメジャーで計測し39cm、惜しい~!40アップならずと。しかし私にとっては新記録達成、嬉しい限りです。そしてBOB氏もしつこくキャストを続けたが大きいのは居ませんとの結論で本日の釣行は終了となった。ここには林道が無い為来た渓をまた逆戻り。流石に朝から歩きっぱなしで疲れを感じるように成って来る。それでも遡行の速いBOB氏に必死に喰らい付く。
山肌の影にはまだ落ち葉に覆われた雪渓が残り北の大地を思い知らされる。
16時30分無事に車まで戻って来れた。そして一息つくと体が足が悲鳴を上げているのをハッキリと感じるようになった。朝5時から16時30分まで2本の渓を歩き通して約14キロ、自分ながら感心です。しかし良い型も見れたし、春の山岳渓流を200%満喫できました。そしてBOBさんガイド大変ありがとうございました。そしてお疲れさまでした。次回チャンスがあればまた宜しくお願いします。現地で解散となり楽しかった一日を思い出しながら帰路に着いた。
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