桜に振られ(標高差695m)
GWの初日28日、親戚の法要を終え夕方今年のホームリバーとなった日野川に向かった。
現地到着22時、いつものように一人宴会、車中泊で翌朝4時30分のアラームで目覚めた。外は寒い位の空気であるが気持ち良い。
少し移動して本日の第一の狙いサクラ鱒のポイントに入り川を覗くと、一ヶ月前より大幅に水位が下がっている。
まずはオークションで手に入れた実績があると云われるシュガーディープショートビルを結びキャスト開始。
リーリングすると顕著に底の石にフックが当たる。ベタ底でミノーが泳いでいる。
とにかく何回キャストしても当たり無し。
近くで3人程のアングラーがキャストしているが状況は同じ様に見えるが。
さらに広範囲を探る為に18gのスプーンに換えて扇状にフルキャスト。川幅の2/3位まで飛ぶがやはり何の反応も無い。
小一時間キャストを続けたが全く当たりが無くあえなくギブアップ。
移動!
少しづつ上流に車で移動しながらキャストを繰り返してみたものの、
ここも、
ここも、
全く魚の反応無し。
頭では分かっているけれども心の隅っこには淡い期待がありました。
まあ現実はこんなもんでしょう。サクラは清く諦める事にしてさあ次だ!
次は当然山岳渓流。どこの渓に入ろうかと地図を片手に車であちこちを見て回る。
大山はまだまだ残雪が多そうですね。
2時間位彷徨ってとある支流に決めた。
この渓小規模ではあるが随所に良さそうなポイントが点在している。
ミノーはあまり引っ張れる距離が取れないのでスプーンで攻めてみると、キャスト2投げ目でヒット。暴れる魚体を寄せるがいつものバラシでOh~!
遡行しながらポイントにキャストすると当たりやチェイスがポツポツとあるもののフッキングしない。そしてついにロッドが曲がる。
本日の一尾目は型は小さいが元気な岩魚。こんな私を相手にしてくれてありがとう。
これで本日の坊主は無事回避(笑)
続くポイントでも2尾目がヒット。先程よりもややサイズアップ。
そしてここで思わぬ大トラブル。
ルアーをチェンジしようとラインを引っ張りロッドが曲がった瞬間、パキッとした音と共にロッドが折れる。何で???
私が北海道赴任でトラウトを釣る為に初めて購入した思い出のロッドが。
脱渓して車に戻り予備ロッドに変えようと車の中を探るが、アレ~・・・・・・???
予備ロッドが無い。いつも車に乗せていたはずが・・・・・。どうしよう。
現在車に乗っているのはサクラ鱒用の9Fと本流用にと乗せていた7FのML2本のみ。
このまま帰るのは忍びないのでもう少し広い渓で7Fロッドで再挑戦する事に決めた。
簡単な昼食をしながら次の渓を考えたがどこが良いのかサッパリ見当がつかない。
エイヤァ~で入ったのがこの渓。さっきの渓よりは少し規模は大きそうに見えるけれども。
キャストしながら遡行して行くとポロポロ魚影が見える。しかしヒットまで至らない、ウ~ム。
そしてここはと思われるポイントが現れる。
慎重にスプーンを落ち込みの中にキャストしてリーリングを開始した瞬間、グググとした重い当たりがありロッドを煽るとヒット、しかしロッドが木の枝に引っかかりモタモタする間に痛恨のフックアウト。今のは25cm位の岩魚に見えたが、悔しい~!
その後も遡行するがヒット無し、そして大きなな砂防ダムに行く手を阻まれる。何とか高巻いて超えるが7~8㎝位の小さな魚しか魚影が無くなる。
それでもここはと思われるポイントにキャストしながら遡行を続ける。
そしてこの場所を最後にルアーを泳がせそうなポイントが無くなり脱渓を決めた。
斜面を登り道路に出ると海抜695mの表示が目に入る。良く登ってきたもんです。
時刻は15時30分。次回の為にもう少し探渓をする事に決めて車で移動。
林道に入り上流に上るがとある地点で倒木に行く手を遮られて遭えなくストップ。
車を止めて渓に降りて見ると、いい感じでそして規模が大きく開けている。
ルアーをキャストしながら遡行するが全くチェイスも当たりも無い。
既に渓魚は抜き尽くされているのか?
それでも次々に現れるポイントに黙々とキャストを続ける私。
しかし全く反応無し。
時刻は既に17時前、このポイントを最後に脱渓しようと心に決める。
落ち込みにRapala CD5を放り込み執拗にリーリングを繰り返したが全く反応が無い。
最後にとスプーンに換えて一投目、スプーンが何かに引っかかったように止まる。強引にロッドで引くとプルプルとした魚信。ヒット??
嬉しくてロッドを立てていなすと水中でシルバーに光る魚体。ウン・・・・?
やがて抜き上げると、おおアマゴさん。
型はこれも小さいがお会いできて嬉しいです。
最後の最後に渓魚に会えて今日も楽しい一日を過ごす事が出来ました。
さあ次はどの渓にしてみようか?
探渓、探渓ですね。