巡り巡って今季終了!
9月は日曜日ごとに種々の行事が入っており、山に鱒達の顔を見に行けない悶々とした日々が過ぎていた。
この秋分の日、何とか一日スッキリとしたお休みが確実となった。
ならば行くしかないでしょうと北の渓流に向けて前日の夜から出発した。
23時過ぎには車中泊の場所に到着、何時ものように小宴会、翌朝アラームより先に目覚める。何という気合の入り様(笑)
9月末で禁魚となる渓流、今日はどんな展開がまっているのか。
黒い山のシルエットの上に広がるダークブルーの空には雲一つ無く、まばゆく月が浮かんでいる。
天気、問題無し!
そして本日の最初の渓は初めての渓、林道に入ると何と道は廃道寸前。
胸の高さまで草が覆い茂り、無理やり車を押し込んでみたものの、路面状況が確認出来ず数百メートルでギブアップ。
その地点からの入渓となった。
この渓随所に落ち込みや深みがあり、面白そう。
ミノーをキャストすると魚が走るのが見えた。
良いんでしょう!
しかしミノーに喰らいつく奴が出て来ない。
次々にポイントを叩き我慢を重ねた末にやっとミノーを咥えてくれた魚が現れる。
ロッドをしならせてパーマークを見せながら暴れる魚影、久しぶりの快感です。
慎重に取り込むと、赤い斑点のアマゴさん。
よっしゃぁ~!坊主回避。
そしてしばらくしたポイントで二匹目のアマゴがヒット。
今日は良いかもと心で笑う。
しかしこれがマズかったのか、その後は魚影も薄くなり渓の高度もどんどん上がる。
そろそろ岩魚が出るんではと思いながら遡行を続けるが、全くそれらしき気配が無い。
流れは次第に細く急になり、最後にミノーを咥えたのはこれ。
名前分からず。
とうとう流れが見えなくなった。
しばらく下って脱渓。
林道に出て見ると、やっぱり!
草が胸高くまで立ちはだかり視界超悪し。
そんな中にもススキの穂が見えて渓の終焉を感じてしまう。
やっとの事で車に戻り二本目の渓に急ぐ。
目的の渓の林道に入ると先行者の車が、そして釣り師が見える。
止まって話を聞くと既に上まで行って来たとの事、しかしその前に誰かが入った形跡があると言う。
この渓パス。
岩魚の顔が見たくて3本目の渓に入る。
しかしミノーをキャストしても何の反応も無い。
今日は不在か?
しばらく辛抱しながら遡行を続けると真新しい足跡発見。
そういう事か!
いや~ぁ、参った参った、禁魚前は厳しいのぉ~・・・・・・・。
さてどうするか、時間も無いし帰る方向に近い岩魚の渓を目指した。
誰も入っていませんように。
林道に入り入渓場所に着くと先行者の車は無かった。
よしよし、直ぐに支度をして渓に降り遡行開始。
しかしいくらキャストしても無反応、厳しいです。
でも渓の変更は出来ない、辛抱にキャストしながら遡行すると、
このポイントでやっとやっと初岩魚。
お待ちしておりました。
そしたら次のポイントで続けざまにゴギタイプの2尾の岩魚がヒットした。
その後あと一匹と粘ってみたものの、とうとう出ず。
17時今季の渓流が終了しました。
出足は期待できたのに、終わってみれば厳しい釣りでありました。
今年は新しいフィールドが増えた事が収穫でしたが、1年通じて型がショボかった。
来季こそ大人サイズをと思いながら山を後にした。
来年3月、解禁が待ち遠しいのぉ~!