鯛ラバという釣りに誘われて
鯛ラバという釣りに誘われて行って来ました。
協力会社の社長より鯛ラバに誘われて、雨予報の金曜日の夜、一路西へ。
流石に雨男、雷に猛烈な雨、明日はどうなる事やら。
1時過ぎに現地着、小宴会後仮眠、5時30分集合場所に滑り込む。
何とどうよ、雨は上がり薄日が出そうなほど天気は回復、今日は良いかも。
タックルは2m前後の鯛ラバロッドに80~100gの鯛ラバ、そしてベイトリール、私は全て持ってません。
ルアー以外のタックルは全て借りて、夢は大きくさあ出発だ。
水深80m、なかなか底に着底しない。
着底後速やかにリールを巻いてそこからスローに巻き巻き、7~8回巻いては再び鯛ラバ投下、当たりが来ても合わせを入れずスローに巻き続けるようにとのお達し。
初心者の私は忠実に言いつけを守り作業を続けるが・・・・・・・・・・・。
特に何の変化も感じない。
たまに根掛かりでドキッとするのみ。
しばらくすると反対側で小物のグチがヒット、グチなんて眼中に無し。
目当ては赤い鯛のみ。
そして船尾で赤い物体がヒット、鯛かと思ったが容姿が似ても似つかない。
しかしランドするとアコウでした。
そうか、こんな高級魚も釣れるんだ。
ほどなくすると隣で重い根掛だとの賜っている。
しかし船頭が魚が付いていると一言。
ロッドはグニャリと曲がり穂先は水中に突っ込まんばかりに下を向いている。
時間をかけて引き上げると、巨大な赤い物体が見えてきた。
船頭がタモ入れをして引き上げると、
ウォ~!!!! デカいアコウ、羨望の眼差し。
その後もしばらく釣っては移動投入の繰り返し、後ろで前でポツリポツリとアコウがヒット。
今日はアコウが良いのか?
やがて時合が過ぎて船頭の合図で休憩タイム、早目の昼食を取りビールで乾杯。
しかし冷静にならなくても魚の顔を見ていないのは私と社長のみ。
いやな予感が脳裏を霞めるが・・・・・・・・・。
昼食休憩後後半の時合に向けてポイント移動。
途中向かいの他船で真鯛がランドされたのを確認、皆色めき立ったが。
釣れねぇ~!!!!
14時を過ぎてから再びアコウがポツリポツリとヒット、社長にも待望の一匹が。
でも私には、穴があったら入りたい気分の私に待望の当たりが出た。
鯛ラバ沈下中にコツコツ、着底後の巻き巻きにコツコツコツコツ、乗れぇ~!
が心で叫んだ直後に当たりが消えた。
Oh~!!!
その後しばらくして船頭から信じられない言葉が発せられた。
今日は渋いのでこれを流しで撤収しましょう!
撤収ですって、悪夢が現実のものとなってきた瞬間。
最後の鯛ラバを沈下させ巻き巻き、
『終了しましょう!』
やってしまった、一人だけ坊主。
沈痛な趣で船尾に立ちつくし、ただただ流れてゆく風景を眺めながら帰港。
まあ全員真鯛は坊主だし、訳のわからん言い訳をしてみたが、
やっぱり悔しい~!!!!!
追伸
頂いたアンコウはお刺身で煮つけで本当に美味しゅうございました。
皆様には感謝感謝。